両陛下のご意思を政治の都合で勝手に捏造することこそ、真の政治利用への突破口ではないのか?

日経13.08.03朝 久子さま、IOC総会出席へ 宮内庁

宮内庁は…五輪の開催都市を決める国際オリンピック委員会(IOC)総会に、高円宮妃久子さまが出席し、東日本大震災の復興支援への感謝を伝えるあいさつをされると発表…
同庁の風岡典之長官は「ぎりぎり招致活動ではない」と説明した。天皇、皇后両陛下には決定後に報告したといい、風岡長官は「(両陛下も)案じていらっしゃるのではないかと拝察している」と話した…

「ぎりぎり招致活動ではない」?どこが?IOC総会で挨拶するんだから内容がどうあれ招致活動だろう?自衛隊が軍隊じゃないとか、もういい加減こういったごまかしはやめてくれないかな。

しかも「(両陛下も)案じていらっしゃるのではないかと拝察している」?何を勝手に拝察しているのか。あたかも両陛下が妃殿下のご出席に反対のような発言だが、全く逆かも知れないじゃないか。もしそうだったら、一体どう責任を取るおつもりか?

両陛下のご意思を政治の都合で勝手に捏造することこそ、真の政治利用への突破口ではないのか?

風岡典之長官、あなたこそが危ない。


さらに、この記事のすぐ横に日経の「解説」なる記事があった。

日経13.08.03朝 解説 皇室の政治利用突破口を懸念

 五輪招致ではライバルのマドリードに対するスペイン王室の積極的な支援が目立ち、「日本の皇室はなぜ協力できないのか」と素朴な疑問を持つ国民も多いだろう。しかし、天皇に主権があった戦前の国家体制の弊害を教訓として、日本国憲法が天皇(および皇室)の政治活動を制限していることを忘れてはならない。他国の都市と争う招致活動は政治的側面が強い。
高円宮妃久子さまがIOC総会でスピーチすることは、内容にかかわらず招致活動への関与とみなされる可能性大だ。そもそも宮内庁は皇族がIOC行事へ出席すること自体に消極的で、今回は文部科学省らの要請に「苦渋の決断」(風岡典之長官)を迫られたという。
このような「前例」が積み重なれば、政治利用への突破口は簡単に開かれることになるだろう。
(編集委員 井上亮)

一体どんな政治利用を恐れているのか?両陛下が戦争に利用されるということか?

昭和天皇はむしろ戦争には反対だった。それなのに政治やメディアが天皇を担いで日本を戦争への道へ向かわせていった。違うか?つまり、天皇や皇室が悪かったんじゃない。国民が悪かったんだ。

両陛下が靖国に参拝できなくなったのも国民のせいじゃないか。国民さえちゃんとしてれば、皇室はもっと積極的に招致活動だろうが政治活動だろうが参加できるようになるんだ。それは日本の国益になるんだ。ひょっとすると世界の平和にも貢献できるかもしれないんだ。

皇室の問題じゃない。井上亮編集委員、あなたの、そして私の問題なんですよ。

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