「臓器工場」。。。

日経13.08.04朝 「臓器工場」実用化へ動く

8月1日に開かれた政府の総合科学技術会議(議長・安倍晋三首相)の生命倫理専門調査会。動物の胚にヒトの細胞を入れた「動物性集合胚」を操作し、動物の体内でヒトの臓器を作る研究を容認する見解をまとめた…
遺伝子操作で特定の臓器をできなくしたブタの受精卵を胚に育て、人のiPS細胞などを注入して動物性集合胚を作る。これをブタの子宮に戻すと人間の臓器を持ったブタが生まれる。このブタを育てた後に臓器を取りだし、患者に移植する…
自治医科大学の花園豊教授らはヒトの血液成分を持ったヒツジを作製し、栃木県真岡市の農場で現在、5頭を飼育している…
慢性的に不足する輸血用血液として5年以内の実用化を目指す…
東京大学医科学研究所のアンケートでは、ヒトの臓器を持つ動物の作製が「許されない」と回答した一般市民は45.4%にのぼった…
(山本優)

例えば、豚の体内で人間の臓器を作って取り出して移植したり、人間の血液を持った羊から血を取り出して輸血に回したりってことだ。

正直言って、うえぇ〜って感じだ。アンケートでも同様の反応が見られるようだ。

「人」じゃなくて「ヒト」。「豚」じゃなくて「ブタ」。「羊」じゃなくて「ヒツジ」。極めつけは「ヒツジを作製し」ときたもんだ。要するに、生き物を生き物として見ていない。モノとして見ているからこういう呼び方になるのだろう。科学ではありがちなことだ。

しかし、こういった感情は単なるキレイ事かもしれないとも思う。

みんな、豚さん食べてるでしょう?羊さんだって食べてるよね。自分的には好物だし。臓器や血液をつくるのに利用してはダメで、食べるのはイイわけ?

海外では臓器売買がはびこっているそうだ。こういった技術が確立されれば、そういったビジネスの根絶にもつながるだろう。臓器や血液が必要で困っている人を助けることも容易にできるようになるだろう。

ただ、これは神の領域なんじゃないか?・・・という感覚は否めない。

しかし、使う使わないは別として、研究はしておくべきなのかもしれない。

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