吉野家の「牛丼並盛280円」の広告が良い。そして実際に食べてみた。

日経1面広告13.04.18朝

日経記事より

この広告の良さは2つあると思う。

第1に、吉野家の「牛丼」という商品に対するこだわりが感じられること。

小さな文字の文章なのだけど、つい読んでしまった。こういった一見情報量の少ない広告に小さい文字の長文が載っていると、つい読んでしまうものなんだな。


一見きわめて単純な料理ですが、それだけに素材の味で決まる、ごまかしのきかない仕事でもあります…
このたび、三十か月のものまで輸入できるよう制限が緩和されたことで、あらためて私たちが最適と考える牛肉で、皆さまに牛丼をお出しすることができる運びとなりました…
ひとりでも多くの方に、このうまさを味わっていただくことで、かつて私たちが実現していた「うまさ」を超える牛丼をお届けしたいと考えるに至りました。そこで、本日より、牛丼並盛を一杯二八〇円にてご提供させて頂きます…
創業以来、百十四年の結晶ともいうべき牛丼…
誠に僭越ではございますが、あえて申し上げます。これが、私たちの志です。

もちろん戦略があってのことだとは思うけれど、だからといって単に安くなったわけではない。そこにはストーリーがある。

そして、この値段とうまさへのこだわりは、創業から114年の歴史のある吉野家の志だという。

そして第2は、本来メインであるはずの「牛丼」という料理そのものを大写しにせず、「どんぶり」、特に吉野家のロゴをメインに写したところ。

この表現から、何とも言えない説得力を感じた。

そういえば最近、吉野家の牛丼はあまり食べたことがなかった。高校生の頃に食べた吉野家の牛丼はとても美味しかった気がするけれど、規制後は確かに、何となくパサパサしてイマイチな感じがしてた。

今回で昔の「吉牛」に戻ったのか?是非その吉牛の復活を確かめてみたい・・・と思って、実際に逝ってきた。

昼時に行ったからだろうか、お客さんは沢山いた。ただ、たとえ昼時といえども、最近に見る吉野家の客入りではなかった。吉野家のメインターゲット層と思われる人たちだけでなく、家族連れやカップルまでいた。

皆さんの注文は大体並盛。かなり多くの人が割引券を持っていて、たまごを追加していた。きっと皆チラシを見て来たのだろう。自分は残念ながら持ってなかったけど(^^);

まあそれはいい。問題は味だ。高校生の頃に食べたあの「吉牛」の味が復活しているのか?

そうだな。最近の吉牛に比べると、パサパサ感は少なくなってよりジューシーになってる気はした。しかし、高校生の頃に食べた時のような感動はなかった。

ただ、それは自分が贅沢になったせいかもしれないね(^^);

コメント

このブログの人気の投稿

レオナルド・ダ・ビンチはなぜノートを「鏡文字」で書いたのか?

macでsmb(samba)共有サーバーに別名で接続(別アカウント名で接続)する方法

Google DriveにCURLでアップロードするには?