「佐渡沖で油田調査」は非常にアヤシイ

日経12.06.19朝 佐渡沖で油田調査へ 経産相 国内最大級の可能性
経済産業省は・・・佐渡島の南西沖で来年4月から石油と天然ガスの掘削調査を実施すると発表・・・埋蔵が確認されれば中東の中規模油田並み・・・10年後の23年以降の商業化を目指す。事業費は98億円・・・政府がJX日光日石開発と、独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)に委託する・・・今回の調査で佐渡島沖に石油や天然ガスの埋蔵そのものを確認したわけではない。ただ、地層の構造を立体的に把握できる3次元物理探査船「資源」による調査で、石油や天然ガスのたまりやすい「おわん型」の地層であることがわかっている・・・

これ、痛いニュースでも出てて、みんな「日本の夜明けかー?」とか喜んでたんだけど。

痛いニュース(ノ∀`) : 新潟県沖に大規模油田を発見、来春にも試掘 - ライブドアブログ

何か怪しいなぁと思っていた。

第1に、商業化が10年後というところ。遅い!

第2に、石油なのか天然ガスのなのかわからないところ。どっち?

第3に、「石油や天然ガスの埋蔵そのものを確認したわけではない」というところ。じゃなぜ98億円も予算をつける?そして、なぜ「中東の中規模油田並み」とわかる?

青山繁晴さんは、先日の関西テレビの「スーパーニュース アンカー」の「ニュースDEズバリ!」でメタンハイドレートの調査を妨害する意図がある可能性を示唆していた。

やっぱり、メタハイを簡単に掘られると調子が悪い勢力がいるらしい。

「中東の中規模油田並み」というのが本当なら非常に喜ばしい話なんだけど、実際のところどうなのか、非常にアヤシイ。

メタハイを実用化すれば、電気料金の値上げどころか、値下げになるはずじゃないかと思うけどね。

コメント

  1. きな臭い話ですね。
    つい先日独研が調査していた海域と全く同箇所ですものね。

    そもそも、ちょっと考えただけでも疑問点が多い話なのに、経産省の発表のまま、ただ伝えるだけの報道機関にも疑問を感じます。

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  2. きな臭い以前に「3次元物理探査」による探査結果を解析した、ということなのだから、その範囲の地層的な可能性として油田があるんです、と。そういうことを言っているんじゃないんですか。
    基本的に商業ベースに乗せるまで、様々な評価が必要なので10年というのはかかってもおかしくない。何よりまだ井戸を掘ってない状態なのだから、時間がかかるのは当然。これは石油会社のページとか見てたらわかりますよ。
    それに油田というのは、基本的な構造上ガスも含んでいます。これも高校地理の勉強をしていたらわかるはず。「油ガス田」「ガス田」「油田」等表記がわかれていますが、サウジのほうを見ていたら「○○油田」とかいう風になっているが、ガスも産出してます。実際5本の指に入るほどの天然ガス輸出国ですし。なので第2の疑問も、当方としては疑問が...
    まぁ、もちろん当方もきな臭いと思います。というかあそこは地質的な要素として「大きな油田」ができにくいんです。まだ試掘からの評価もしてないような状況で、ここまで言っていいのか、ここまで持ち上げる必要があるのか、はなはだ疑問ですが。

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