驚いたのは、任天堂は上場以来一度も赤字を出していなかったという事実

日経12.04.27朝 任天堂、赤字432億円
任天堂が26日発表した2012年3月期連結決算は、最終損益が432億円の赤字だった。赤字転落は1962年の上場以来で初めて。・・・12年3月期の売上高は前の期比36%減・・・「Wii」の販売台数は前の期比35%減・・・3DSは期初予想から15%少ない1353万台・・・岩田聡社長は・・「たくさんの反省点がある」と述べ、ハードの価格が高かったことや有力ソフトが揃っていなかったことを挙げた・・・「Wii U」は「予定通りに開発が進んでおり、年末商戦に投入できる」という。

岩田社長の反省の弁を聞くと脱力する。ハードが高いことやソフト不足も確かにあるだろうけど、そこは本質ではないと思う。

もう「ゲーム専用機」というカテゴリー自体が壊れてきている、というのがことの本質だと思う。

音楽業界が斉藤和義的に「CDが売れねぇ」と言っていたり、テレビ業界が「視聴率が低い」とか言っているのに似ていると感じる。要するに、人々のライフスタイルが変わったのだ。この変化の流れは止められるものではない。

いや、実は岩田社長もわかってらっしゃるのでは?それを認めたくないだけなのかも。

ただ、さすがだなと驚いたのは、任天堂は上場以来一度も赤字を出していなかったという事実。

この底力は計り知れないが、任天堂にまだこの底力があるのかどうかは「Wii U」で証明されるだろう。

ゲームで、任天堂で育った人間として、何だか寂しいニュースだ。

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