「初音ミク」成功の裏には「明確な権利許諾」あり

日経12.02.02朝 明確な権利許諾動画創作も促す
初音ミクによる創作が大きく広がったのは、キャラクターを個人ユーザーが安心して使えるような明快な権利許諾の仕組みがあったためだ・・・クリプトン・フューチャー・メディアは商業利用と私的利用の間に、「無償で公開する」と、「登録手続きをした上で、材料費程度で売買する」という2段階の許諾範囲を追加した。つまり、ユーザーは初音ミクを使って作った動画など「2次創作品」をネットで無償で公開したり、原価程度で販売したりすることができるのだ。・・・

この記事はこの記事と地続きになっていたものだ。

琴線探査: 「初音ミク」のデカい記事@日経

確かに、ミクの成功に対する権利許諾の関連は大きいと思う。

要するに、「このソーシャル時代に最大のマーケティング効果を得るにはどうしたらいいか?」という問に対するクリプトンとしてのひとつの結論なのだと思う。

バンナムも「ガンダムAGE」の映像自体をマーケティングのためと割りきって無料で公開するという行動に出ているようだ。儲けは作品映像からでなく、そのほかの部分で出す、ということなのだろう。

バンダイチャンネル、「ガンダムAGE」を無料配信開始 -AV Watch

海賊版映像が多い中国あたりでは、「何で本物の映像が無料で出てるのか?」という騒ぎになっているという話が先日の日経記事でもあったなぁ。

ところで、この記事を見た妻は「ほぼ日」のグレイトフル・デッドの記事に通じるものがあると言っていた。

ほぼ日刊イトイ新聞 - “Unusual(変わってる)...”

読んでおこう。

しかし、こうなると、アーティストの権利を管理するというJASRACというのはどうなってくるのだろうね。

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