人類は絶滅危惧種を救うべきか?救えるか? ジョブズの言葉を思い出そう「死は生物にとって最高の発明」

人類が繁栄するのは自然や生物界に悪いことか? - 武田邦彦 (中部大学) - BLOGOS(ブロゴス)

・・・トキを絶滅から救うことはトキにとってとても残酷なことだと私は思い・・・「トキは逝ってくれ」・・・「人間だけは他の生物と違う。人間には知性がある」と言うけれど、それは私たちが人間だからそう思うだけで、やはり多くの生物の中の一つだろう。このように考えるのはあまりにも傲慢な気がする。・・・

自分もそう思ってきた。しかし「トキは逝ってくれ」ね(^^);


先日、ベトナムのジャワサイが絶滅したという報道があった。

ベトナムのジャワサイが絶滅|希少な野生生物の保護|WWFジャパン

2011年10月25日、WWFとIRF(International Rhino Foundation)は、ベトナムに生息していたジャワサイが絶滅したと発表・・・密猟者の銃弾・・・世界に生き残っているジャワサイは、ジャワ島西部に生息するおよそ50頭のみ・・・絶滅を繰り返さないこと・・・何より、サイを狙った密猟は、ベトナムだけの問題ではありませんし、ジャワサイだけの問題でもありません・・・

まず、ジャワサイはまだ絶滅してないじゃないか!(^^); 絶滅かと思ったよ。正しくは「ベトナムに生息していたジャワサイが絶滅」だ。この煽動的なタイトルからして、WWFのいうことは鵜呑みにできない。

「絶滅を繰り返さないこと」というけど、「では、なぜ?」というところがない。ベトナムだけの問題ではない。ジャワサイだけの問題ではない。なら、何の問題なのか?


ある種が絶滅するにはワケがある。たとえそれが密猟者をはじめとする人間のせいだとしても、その種が人間よりも生存する力が弱かったということだ。

自分は無闇な殺生はしたくないが、金のためにはする人間もいるし、密漁はしなくても人類の存在自体が間接的にある種を絶滅においやっているのかもしれない。弱肉強食。自然淘汰。切ないけれど、これもまた、自然なのだ。

そんなの残酷か?かわいそうか?傲慢な人間が他の種の生存権を奪っているのか?

そういう考え方自体が傲慢だと思うね。地球上で最も賢い人間様の知恵さえあれば絶滅すべき種も救える?これが傲慢でなくて何だ?

ジョブズもこう言っていた。

琴線探査: 孫社長が号泣したとおっしゃっていたJobs氏のスピーチで泣けない自分を考える

死はおそらく、生物にとって最高の発明です。それは生命にとって古いものを取り除き、新しいもののための道を開いてくれる変革の担い手です。

それだ、ジョブズ。

すべては、あるがままに。逝くべき者は逝かせてやろう。そして、これからも「いのちのらせん」は続いていく。

コメント

  1. コレクションのためや一部の人間のエゴイズムを満たすためといった、食物連鎖や生きていくためではない殺戮で種が滅びることには反対です。

    それこそ、人間の傲慢だと思います。

    その傲慢さも人間が持っている1つの要素ですが、自らを律すること無く殺戮を続けると、人間ではなく、畜生と化してしまいます。

    日々、牛さんやブタさんや鳥さん、魚たち、多くの生き物の命をとって食べて人間は生きいますが、その必要な殺生の行為でも、「頂きます」と手を合わせたり、食べ残しをしないなど、マナーや儀式や倫理観といった、人間の傲慢さを律する文化(宗教といってもいいのかもしれない)をもっている。

    これが、人を人たらしめているのだと、私は思います。

    密猟などで、理由なく命が奪われ、それも「自然」なのだから仕方が無いと切り捨てることには、反対です。

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