原発全停止でも足りないのはたったの200万KW?東電管内では、脱原発は国民の決断次第なのかもしれない。 | 東電、「夏のピーク時」効果試算 - 日経

日経11.09.27朝
東京電力は26日の会見で、最大電力発生日に大規模工場などの大口需要家で約600万キロワット(約29%)の節電効果があったとの試算を発表した。家庭の節電は約100万キロワット(約6%)にとどまった。・・・「全体では900万〜1000万キロワットの節電効果があった」・・・大口需要家については15%の節電義務が課されたが、実際の節電効果は約29%に達した。・・・電力使用率が90%を上回ったのは1日だけ・・・節電の義務が「過剰だった」との指摘も・・・停止中の原発の再稼動ができなければ、来夏の供給力は今夏よりも約500万キロワット減少する見通し。東電は被災した火力発電所の復旧などで供給力を300万キロワット程度積み増す方針だが、計算上は200万キロワット程度供給力が減少する・・・

大口需要家:15%節電義務で29%節電
家庭:節電義務なしで6%節電

企業はすごくがんばったね。15%しか節電しなくていいのに29%も節電しちゃった。ヤル気になればできるということを証明したね。

一方、家庭は危機感なさすぎたようだ。6%て。ウチはこの3カ月平均で37%程度節電できた。実際、大したことなかった。きっとみんなもヤル気になればできる。2010年比で20%とか30%とかは軽る〜く行く。

原発全停止:今夏比500万kW減
火力発電復旧:300万kW増
足りない電力供給:200万kW

あら?原発全停止でも足りないのはたったの200万kW?

3.11以降、いつかは原発をなくさなければならないと考えるようになった。少なくとも、放射能を無効化できる技術が確立されるまで。火力発電が爆発したら水をかければいい。しかし、原子力発電が爆発したら?人類にはまだこの事態に対処する知恵がない。まさに人類には100年早い。

ただ、確かに危ないとはいえ、原発の代替電力を確保できる見通しがないまま原発を止めるのは非現実的だと考えていた。

しかし、原発を止めることで足りなくなる電力が200万kW程度なら、脱原発、すぐにでもいけちゃうんじゃないだろうか。日本国民が本気を出せば、200万kWくらいの節電はちょろいと思う。

できれば家庭用の電力を産業用の電力にまわしたい。産業の衰退は国の衰退を意味するからね。

少なくとも東電管内では、脱原発は国民の決断次第なのかもしれない。原発依存度が5割と言われる関電は厳しいかもしれないけれど、無くせるところから無くせばいい。

節電でムダを省きながら原発を無くし、新しい発電方法でさらに余力を得る。きっと日本は将来、マジで筋肉質な国になる。

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