これは確かに人類史上、究極の記念写真かもしれない | 越境者のまなざし 十選 4 写真家 小林紀晴 - 日経

日経11.03.11朝
・・・写真が発明されてから160年ほどの時間のなかで、さまざまな記念写真が撮られてきた。そのなかにあって、この一枚は間違いなく特筆すべきものだろう。地球以外で撮られたことが、もっとも大きな理由だが、さまざまな意味を読みとることができるからだ。人類の叡智をみることも、遠くへ行くことの本能的欲求や、星条旗からは当時の政治的な思惑も感じられる。そして、何よりこの一枚は確かに月面に立ったという「証明写真」なのである。・・・

アポロ14号・月面の写真
日経記事より
これは確かに人類史上、究極の記念写真かもしれないなと思う。

しかし、よくよくビジュアルだけをみると、どうということはない写真だ。単なるスナップショット。

夜のサハラ砂漠で投光器を使い、宇宙服を着てアメリカ国旗を立てるというお膳立てをすれば、誰でも似たような写真が撮れるだろう。

しかし、こうしてそっくりの写真が撮れたとしても、その価値は全く異なるだろう。

小林氏もおっしゃるように、地球外で撮られたという事実、人類の叡智の象徴、国家の威信の表現・・・など月面写真には様々な意味が含まれているからだ。

つまり、ビジュアルは写真の持つ価値の一部にすぎない、ということに改めて気付かされた。

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