スクラップブックで新聞記事を整理することの4つの問題点 | 切って貼って議論しよう 齋藤孝さんの新聞活用術 - 朝日新聞

朝日新聞 be Extra Kids 11.03.03
大学生に教えてみて、「学力」をつけるのに最も効果的だった教育がある、と齋藤孝さん・・・毎朝、ハサミを手に、新聞を開く。気にかかった記事を、どんどん切り抜いて、ノート1ページに一つずつスクラップします。貼り終わったら、文中のキーワードを3色のボールペンでぐるぐる囲んでいきます。数字は、青。伝えなければならない事実は、赤。おもしろいと思った主張は、緑・・・記事の趣旨をまとめ、さらに、ニュースのコメンテーターになったつもりで意見や疑問などコメントを書いていく・・・30秒でひとつの記事をプレゼンテーションし、学生同士、議論・・・一つは「記事を選ぶ」ということ・・・「自分なりの視点や意見を持つことは、世界で通用する日本人になるためには欠かせない」と痛感する・・・二つ目は、社会へのアンテナが広がること・・・「気に入った記事だけでなく、関連記事やとなりの記事に目を向けることで、社会のアンテナが立ち、自分の世界も広がります」三つ目は、「実用日本語」を使えるようになること・・・「公共性と客観性を持った実用日本語が、最も使われているのが、新聞です」・・・四つ目は対話力。30秒のプレゼンと議論で、相手の主張の背景を理解し、自分の文脈とすり合わせながら対話できる力を育てることができます。・・・文・宮坂麻子 写真・郭允

この記事は日経の折り込み広告に混じってたまたま入っていた、朝日新聞の子供向けの別刷りのものだ。

しかし、これは・・・自分が毎日やっていることとほとんど同じだ。このブログ「琴線探査」は、まさにこの修業のためにある。


斉藤さんはノートにスクラップした記事をはる方法のようだけれど、自分の場合、前はデカいスクラップブックを使っていた。まぁ、どちらも似たようなものだ。しかし、この方法には問題がある。

1つ目は、コストがかかること。スクラップブックは意外と高価だ。

2つ目は、スクラップブックは、かさばるし重いということ。

3つ目は、検索性が低いこと。せっかく書いた文章も、検索性が低いとあとで読みなおす可能性は非常に低い。かさばって重いのなら、なおさらだ。

4つ目は、情報を広く世の中に公開できないということ。自分の書く文章のほとんどは、誰の目にもとまらない、つまらない文章かもしれない。しかし、その中でも僅かな数の記事は、世の中の役に立つこともあるのでは?と思った。なら公開すべきじゃないか?と思ったのだ。実際に始めてみて、それは正しかったとわかったのだけれど。

以上のスクラップブックの問題点を全て解決するのが、Bloggerだった。ブログシステムは他にもたくさんあるけれど、特に検索性能がズバ抜けていると思う。さすがGoogleがホストしているだけあると思う。


斉藤さんのお話で特に参考になったのは、「色を使う」ということだ。数字は青。伝えなければならない事実は赤。おもしろいと思った主張は緑。など。つまり、情報の種類に応じて色を使い分けて文章をより読みやすくするということだろう。こうすることで、文章内の検索性が上がる。

プログラムコードでは当然のようにやることなのだけれど、ブログでこれをするという発想はなかった。これはありだ。今後は情報の種類を分類する、自分なりの「パレット」を持つ必要があると思った。

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