「デジタルメイク」の機能を持ったコンデジが出てきた。一瞬「ナシだろ〜」と思ったけど、「アリだなぁ〜」と思い直した。

「デジタルメイク」の機能を持ったコンデジが出てきたようだ。

“美顔”でカメラ女子取り込み パナソニックなど各社、修正・補正機能強化 (フジサンケイ ビジネスアイ) - Yahoo!ニュース

・・・顔のてかりを抑えたり、輪郭を補正して小顔にしたり、歯を白く表示する「エステ機能」を搭載した。さらに素顔に化粧や口紅を施し、アイシャドーを入れられる「メーク機能」も付けた。簡単にメークができるよう操作にはタッチパネル方式を採用。・・・「高解像度で鮮明な写真を撮るよりも、『自分が好きな自分像』を撮影できること」(同社)が、女性ユーザーの取り込みにつながると見ているからだ。・・・

まずは綾瀬はるかさんのCM。元々かわいいからデジタルメイクの必要なんてない気がするけど(^^ゞ
チャンネルパナソニック│ルミックスFX77 タッチでメイク編 (30秒) 映像| Panasonic

ビフォーアフター的なプレゼン方法でデジタルメイクの効果がどのようなものかがよくわかる。
DMC-FX77|デジタルカメラ LUMIX(ルミックス)|Panasonic

これらは最近のプリクラ機でも実用化されている機能だ。それがついにコンデジにも搭載されるようになったということだろう。

その背景には、長らく続いてきた単なる画素数競争も限界が見えてきたり、ミラーレス一眼に注目が集まってきたりして、コンデジの差別化ポイントをより強力に打ち出す必要があるということがあるのだろうと思う。


最近のプリクラ機を見てて感じたのは、肌の質感を変えたりやチークを入れるくらいならともかく、デカ目とか輪郭補正までいったら、そりゃ整形だろう?もはや自分じゃないでしょう?写真じゃないでしょう?ということだ。上のLUMIX FX77のサイトを見ても、はじめはそう感じた。

しかし、考え直した。いや、そもそも、女優さんだってカメラに向かう前に化粧するし、ヘアメイクするし、ダイエットするじゃないか。その結果出来上がった一枚の写真は、そういったものも含めて、紛れもなくその「女優」さんなのだと思う。

そもそも、写真というのは現実や真実を写すものではまったくないと思う。
琴線探査: 「写真とは真を写すものではまったくない」そして「アレ・ブレ・ボケ」 | はてなの芸術十選 4 アートディレクター 長澤章生 - 日経

横浜写真だって、白黒写真に彩色するという、ある意味でのデジタルメイクと言えると思う。
琴線探査: 「横浜写真」≒「化粧画」? 日本人の「デコり」のDNAはハンパない | 「横浜写真」スイスで展示 幕末~明治の風物に彩色 - 日経

そういった観点から言っても、デジタルメイクは整形的な機能も含めてアリだと思い直した。

デカ目や輪郭補正もいい。年配の方向けには、シミ抜き、シワ取りができたっていいだろう。もっとハデにメイクできてもいいだろう。LADY GAGAやデーモン小暮閣下調とか。


自分はメイクの経験はないし、今後もメイク道具を買って実際にメイクすることはないだろう。しかし、もしデジタルで簡単にできるとしたら?自分がどうなるか、非常に興味がある。

そう、ここ。まさに「自分がどうなるか興味がある」というところにデジタルメイクのソフトウェアの価値がある。

問題はFlashで実現できるかどうかだけど・・・

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