中国スパコンはNVIDIAチップ搭載。GPGPUのコンセプトは日本発らしい。どちらも初めて知った。 | 中国のスパコンなぜ高速化? - 日経

日経10.12.5朝
・・・1位になったのは中国国防科学技術大学が開発した・・・天河1号A・・・3位にも中国の深圳国立スパコンセンターの「星雲」・・・中国のスパコンに共通しているのは、計算装置にGPUと呼ばれる画像処理用の半導体プロセッサーを多数使っていること。米エヌビディア社が「テスラ」の名前でパソコン向けなどにも供給しているチップ・・・実はGPUを使ったスパコンを世界に先立って開発したのは東京工業大学の松岡聡教授らのグループ・・・(編集委員 吉川和輝)

中国のスパコンはNVIDIAのチップを使っていたのか・・・GPGPUというわけなのだろう。

特に画像処理のプログラムを書いていると、GPUのパワーをCPUのように使えたらなぁと思うことが本当に多い。スパコンで培われた技術はいつかきっとパソコンにやってくる。いつかはノートPCやスマートフォンでも使えるようになるだろう。

もう一つの驚きは、このGPGPUのコンセプトは日本発らしいということだ。知らなかった。それなのに、GPUの開発はアメリカに、GPUの利用は中国にしてやられているわけで。

1位の天河1号Aは中国国防科学技術大学が開発している。つまり、国がガッツりとサポートしていることが見え見え。しかも軍事関連の大学のようだ。日本人として、これを軍事的脅威に感じないか?逆に言えば、スパコンの開発も軍事的抑止に間接的に役立つということだ。

もし日本が中国のように、この分野を国がガッツりサポートしていたら、今頃どうなっていただろうか。

一番じゃなくても仕方ない。しかし、少なくとも一番を目指す気概は重要だ。はじめからあきらめて、自分から勝負を降りてはいけない。

つまり、スパコン開発は国のガッツを示すことだと思う。そして、これは国の威信に関わることなのだと改めて思った。

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