この件から得られる教訓は、やはり「常識は疑え」だ | 異質な生命体 発見 NASAなど 細菌、米国で - 日経

日経10.12.3朝
・・・NASA・・・生命の必須元素の一つであるリンがない環境でも猛毒のヒ素を食べて体の一部を作れる細菌で、米国の塩水湖に生息していた。既知の地球の生物とはまったく異質な生命体で、生物の常識を書き換える成果。リンのない天体でも生命が存在する可能性が考えられ・・・米カルフォルニア州のモノ湖で細菌を採取・・・DNA・・・はリン酸と呼ぶ物質を必ず含み、これを持たない生物は存在しないと考えられている・・・DNAのリン酸がヒ素に置き換わり増殖・・・

今日の日経の朝刊の1面トップの記事だった。日経の1面トップで科学関連の記事がでるのは非常にめずらしい。

NASAが先月29日にプレスリリースを出してからというもの、巷では「宇宙人を発見したか?!」などと憶測を呼んでいた。

NASA - NASA Sets News Conference on Astrobiology Discovery; Science Journal Has Embargoed Details Until 2 p.m. EST On Dec. 2

が、どうやらその真相は宇宙人ではなく、これまで生命体の常識と考えられていたことが覆される細菌を発見したということだったようだ。

しかし、「DNAのリン酸がヒ素に置き換わり増殖」とはホントにすごい。1面トップの記事になるだけあると思う。

この記事で思ったのは、「いわゆる『常識』というのは、ある立場のある時点での考え方にすぎなくて、常に変わっていくものなのだ」ということだ。

「宇宙環境は過酷」というけれど、それは現時点での人間にとっての話であり、今回見つかった細菌にはむしろ天国かもしれないわけで。

この件から得られる教訓は、やはり「常識は疑え」だ。

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