超画期的なプログラムを書くには、自然を学ぶことなのかもしれない | 昆虫パワー、未来変える? - 日経

日経10.12.5朝
・・・暗闇の中で緑色に光るシルクのドレス。絹糸を編んで作ったものだが、糸は蛍光染料を使って染めたのではない。遺伝子組み換え技術でカイコ自体を作り替え、光るたんぱく質を含んだ糸を作り出すようにしたのだ・・・絹のたんぱく質を原料に、再生医療用の人工血管を作成・・・カメムシの一種「オオサシガメ」・・・吸血昆虫の唾液の中には、血液が固まるのを防ぐたんぱく質が含まれる・・・脳梗塞の薬に・・・東京大学先端科学技術研究センターの神崎亮平教授ら・・・カイコガの触覚と脳をロボットにつなぎ、フェロモンを感知した脳の信号を読み取り、フェロモンのありかに向かって動く。神崎教授は「昆虫の脳の細胞は1万個程度と、人間よりずっと少ないが、高い処理能力を持っている」と驚く。匂いの信号を処理する脳の仕組みを再現出来れば、様々な匂いを判別できるロボットが作れるという・・・神崎教授は日産自動車と協力して、障害物をよけながら素早く飛び回るハチの能力を分析し、障害物を自動でよける装置の開発に取り組む・・・(柏原康弘)

昆虫パワー恐るべし。驚くことばかりだ。

遺伝子組換えカイコで光る絹糸が作れるらしい。これを浴衣の応用したら相当流行ると思うぞ。しかし、遺伝子組み換えの技術はもうそこまで発展しているのか。生命の錬金術はすでに現実に行われているのだなぁ・・・

カイコガの触覚と脳をロボットにつないだ実験は残酷だけど、非常に興味深い。できるだけ早くアルゴリズムを解明して、カイコガを殺さず、プログラムやセンサーのみで再現できるようになったらスゴいことになりそう。

ハチの障害物をよけるアルゴリズムを解明して自動車の自動回避システムに応用する研究も非常に興味深い。

どちらのアルゴリズムも、きっと自分のようなプログラマーが一生考えても考えつかない超画期的なアルゴリズムに違いない。しかも恐らく、単純かつ超高速。

こんなアルゴリズムは、プログラムミングの本をいくら読んでも載っていない。本当に画期的なプログラムを書くには、自然を学ぶことなのかもしれない。つまり生命科学をプログラミングに応用。昆虫は構造が比較的単純なので、その入り口として適しているのかも知れない。

たまにはプログラミングの本を離れて、昆虫の本でも読んでみよう。

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