「世界で一番静かな演劇」。はたして自分は寝るのだろうか | 未知の演劇を探す旅路5 劇作家・演出家 平田オリザさん - 日経

日経10.12.17夕
・・・暗転なし、音楽なし、複数の会話が同時に交わされ、時に役者は客席に背を向けるというものです・・・1000人いた客が1年で300人に減りました・・・「世界で一番静かな演劇」と宣伝したことがきっかけとなったのか、数年後には「静かな演劇」と呼ばれていた・・・独自の手法はフランスの演劇界で高い評価を得るにいたる・・・

ここ数日、この連載記事について毎回ブログしているけれど、実は自分はオリザ氏の演劇を一度も見たことがない。

妻が演劇に詳しいので、オリザ氏の演劇ってどうなの?と聞くと「あなたは絶対寝る」という。時には役者が客席に背を向けることもあるし、そもそも台詞を観客に聞かせるつもりがないかのように声を張らないらしい。とにかく「自然」を目指しているらしい。

何となく雰囲気はわかる。

自分は美術でも音楽でも映画でもなんでも、いかにも「これが芸術だ」といったような、とにかくサービス精神が感じられないものが嫌いだ。どんなにおいしいレストランでもラーメン屋さんでも、サービスが悪かったり店主が無愛想な店には2度と行かない。

妻はそういうことがわかっているので、あなたはきっと寝るだろうというのだ。

ふむ。ただそれは自分で体験しないとわからない。

当時の状況を逆手に取り「世界で一番静かな演劇」と宣伝したそうだけど、オリザ氏は優秀な経営者というだけでなく、優秀な宣伝マンでもあるのだろうと思った。

そんなお人が懸命に創りだした演劇だったとしても、はたして自分は失礼にも寝るのかどうか・・・体験したいものだ。

コメント

  1. 私は、あなたは寝てしまうと思いますよ(*^^*)
    もしくは、早々に興味を失って時間をもて余すか。
    子供にフランス映画を味わえと言うようなものでは?

    オリザ氏は客席で寝ている人がいようが、一向に気にしない、逆に喜ぶかもしれませんね。なので、一般的には失礼でしょうが、彼にとっては失礼に当たるのかどうか、ちょっとわかりません。

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  2. 「子供にフランス映画」?? (;´д`)トホホ…

    これは絶対一度は体験する必要がありますな。

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