なぜ日経がこのような主張を? | 社説 「クラウド」に潜む危うさを忘れるな - 日経

日経10.11.1朝
・・・情報システムを自分で作るのに比べずっと安くてすむから・・・日本ではシステムを外部に委託することに不安が強く、導入に慎重な企業も多い・・・ひとつはメールや検索などの米国のコンピューターシステムへの依存・・・「愛国者法」・・・米政府は有事にはこうした情報を入手できる。安全保障の点からも国内に情報を蓄積すべきだ。・・・一方、企業の基幹業務は自前でシステムを構築したほうが信頼性を保てるだろう。・・・日本も国際競争力を促すには入念なクラウド戦略が求められている。

タイトルを見てすぐに違和感をおぼえた。

これは要するにGoogle依存に対する警鐘だろう。日本企業のクラウドに対する不安やアメリカの愛国者法、安全保障面を指摘して、Googleでなく国内のクラウドを使うように、と主張しているようだ。

しかし、なぜ日経がこのような主張を?しかも単なる記事ではなく社説で。先日同じ日経で、Google Appsの一面広告が出ていたことを思い出す。それで驚異感を覚えた、とか?わからない。

確かに、自分のGoogle依存は、たまに恐ろしくなることがある。もし日本とアメリカが敵国同士になったら、オレのデータはどうなるの?どの検索エンジンで検索すればいいの?などなど・・・そんなことにならないためにも、日米同盟は今後もより良く維持したい。

ただ、万が一はあり得る。本当にクリティカルなデータは、やはり面倒でも国内に保存するべきだと思う。その意味では日経の主張通り、日本独自のクラウド戦略は必要だと思うけれど。

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