2010年11月6日土曜日

草間彌生氏の自画像は100年後の人々もショックを受けるだろう 〜 ウフィツィ美術館の「自画像コレクション」展に行く

ウフィツィ美術館の「自画像コレクション」が日本で見られるということで、先日見に行ってきた。

琴線探査: 草間彌生氏や横尾忠則氏の自画像を本国イタリアより先に見られる! | 自画像コレクション 日本人が調査 ウフィッツィ進取の気性 - 日経

自画像と言っても本当に色々だなぁと思った。

昔の作品は本当に「自画像」という感じで、画面に描くモノで自分の教養や地位を暗に強調するような単純にエゴ的なものが多いのだけれど、現代に近づくにつれてそういった傾向が少なくなり、自分という人となりをいかに表現するかがメインになってきている感じがした。

中でも草間彌生氏や横尾忠則氏の自画像は異色だった。特に草間彌生氏の自画像は、恐らく100年後の人が見ても、凄まじいショックを受けるだろうと感じた。

その絵に添えられていた詩がまた・・・

「マンハッタン自殺未遂常習犯」の歌
草間彌生

抗鬱剤のんで去ってしまう
錯覚の扉撃ち破る
花の煩悶(もだえ)のなか今は果てなく
天国への階段優雅(やさし)さに胸果ててしまう
呼んでいるきっと孤空(そら)の碧(あお)さ透(す)けて
幻覚(まぼろし)の影抱擁きわきあがる雲の色
芙蓉(ふよう)いろ食べてみて
散るなみだの音
私は石になってしまう
時 永遠(とこしえ)でなく 自殺(は)てる 現在(いま)は

失礼だけれど、まったく理解出来ない。でもなんかいい。

この展覧会のパンフレットやチケットには、マリー=ルイーズ=エリザベート・ヴィジェ=ル・ブランというマリー・アントワネットの時代の女性画家の自画像が印刷されていた。



彼女はその自画像の中にも描かれているマリー・アントワネットよりもカワイイんじゃないか?と思われるくらいかわいい。

しかし今回の場合は、パンフレットにもチケットにも、是非、草間彌生氏の自画像を印刷していただきたかったなぁと思う。