「その時」に備えて日本も少しずつでも準備していかないといけないなと。国家100年の計だ。 | 163日の宇宙駐在 5 宇宙飛行士 野口聡一さん - 日経

日経10.10.22夕
・・・ロシアは古いもの、直さなくていいものは生かしながら、新しいものを採り入れています。これに対し米国は積極的にスクラップ・アンド・ビルドをして、新しいものをどんどん採り入れています。・・・地球の歴史を見る限り、人類は地球の表面から次第に離れていくのではないでしょうか。・・・今の日本は、時代の閉塞(へいそく)感がますます強まっています。・・・視点をもっと外に向け、違う世界が広がっているのだということを多くの人々に知ってもらえるようにするというのも、私たち宇宙飛行士の役割・・・「宇宙に行くということはどういうことなのか」「宇宙から見た地球」など、宇宙の語り部として子供から大人まで幅広い方々に伝え続けていくことを夢見ています。(聞き手は栩木誠)

今も日本はロシアや、韓国、特に中国と、領土をめぐって争っている。確かに領土の問題は重要だ。

しかし、野口宇宙飛行士がおっしゃるように、ゆくゆくは人類が宇宙へ出ることになるとすれば、人類の領土問題は一体どうなるのだろうか。ロシアやアメリカはもちろん、きっと中国も「その時」を睨んで宇宙開発に力を入れているに違いない。

これは10年20年先の話ではなく、100年200年のスパンの話だろう。しかし「その時」はきっと来る。だから「その時」に向けて、日本も今から準備しなければならないだろうと思った。これこそ、まさに国家100年の計だ。

先日野口宇宙飛行士が触れていた映画「ライトスタッフ」を見ると、宇宙開発は国威発揚にも利用されていたことがわかる。最近は日本の宇宙開発の成果が幾つか出てきているし、ひょっとすると日本においても宇宙開発が時代の閉塞感を打破するひとつのきっかけになるかもしれない。

ただ、スペースシャトルをやめるアメリカもそうなのだろうけれど、今の日本にはカネがね・・・それを言ったら何も始まらないけれど。

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