衝突ビデオ公開とレアアース禁輸WTO提訴を日本の刀に。刀は決して抜くべきではないけれど、いざという時には抜かねばならない。 | 海保ビデオの国会提出「相談したい」 民主・岡田幹事長 (産経新聞) - Yahoo!ニュース

海保ビデオの国会提出「相談したい」 民主・岡田幹事長 (産経新聞) - Yahoo!ニュース

・・・岡田克也幹事長・・・ビデオの国会提出について「よく相談していきたい」・・・ビデオ公表に伴い中国人船長釈放の不当性が明らかになることから、党内では「国民が激昂(げっこう)してしまう」(党幹部)と慎重論も・・・岡田氏は「中国は大きく自らの利益を損なった。世界に中国がどういう国かを発信した」と述べ・・・


岡田幹事長は今回の件で、中国がどういう国かを発信した、とおっしゃったようだ。

岡田幹事長をはじめ、政府や民主党は「日本が大人の対応をすれば世界もきっとわかってくれる。尊敬を集められる。同情を集められる。支持を集められる!」と考えているのかもしれない。

しかし、少なくとも昨日書いた記事にあった世界の反応には、確かに中国に対する積極的な支持もないけれど、日本に対する積極的な支持もなかった。

琴線探査: 中国人船長釈放の世界の反応で日本の立ち位置を考える | 中国人船長釈放へ 海外メディアも速報 - 日経

このことを考えても、日本はもっとハッキリとした主張を世界に向けて発信する必要があるだろう。


刀は決して抜くべきではないが、いざという時には抜かなければならない。そのためには、刀を用意しておかなければならない。


第一の刀「衝突ビデオ公開」

そこでまず有力な刀のひとつは、衝突ビデオの公開だ。

まずは水面下で交渉するためのカードとして使い、交渉が決裂した場合の報復手段として世界公開するのがいいだろう。

もし「国民が激昂してしまう」などといって、単に保身のために公開を躊躇しているのならば論外だ。そのような議員は直ちにご退場願いたい。


第二の刀「レアアース禁輸WTO提訴」

もう一つの有力な刀は、レアアース禁輸をWTOに提訴することだ。

中国はレアアース禁輸を否定しているが、本当のところは現場の方々がハッキリと分かっているだろう。

中国が禁輸を否定しているということは、都合が悪いということだ。そして、極東の国境の小競り合いに興味のない世界の国々も、これには相当な関心があるはずだ。つまり、強力なカードになりうる。

証拠をそろえて、これもまた、まずは水面下で交渉するためのカードとして使い、交渉が決裂した場合の報復手段として実際にWTOに提訴するのがいいだろう。


まさに日本がこれらの刀を抜いた時、「中国がどういう国か」というハッキリとした主張を世界に向けて発信することになるだろう。

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