「ブログのメディアとしての優位性」というのを実感した気がした | Androidの普及はAppleがそれを許しているからか? - Tech Crunch Japan

Androidの普及はAppleがそれを許しているからか? - Tech Crunch Japan

・・・こういうことを書くと炎上を招きかねないとは思うが、いずれにせよ私がiPhoneファンボーイであることはもう誰でも知っている。・・・私はとうていAndroid携帯を使う気にはなれない。私が製品を選ぶ基準は単純だ。ベストのものでなければ私は使わない。iPhoneの唯一の欠陥はAT&Tネットワークを使わなければならないことだけだ。・・・一番強情なAndroid信者(Jason KincaidやMike Arringtonのような)でさえ、ユーザー体験としてはiPhoneの方が優れていることを認めている。それならなぜ彼らは・・・Androidを使っているのか? Androidのオープンさだ。・・・

言わずと知れたAppleファンボーイ、MG Siegler氏きた(^^);

炎上かどうかはわからないけれど、原文の方では確かにすごい数のコメントだ。ある意味で人気ライターなのだと思う。

MG Siegler氏が何のためにこのような記事を書いておられるのかはイマイチわからないし、より優れているのはiPhoneかAndroidか、なぜ人はUXに劣るAndroidを選ぶのか?などといった議論はこの際どうでもいい。

この記事を読んで重要だと感じたのは、とにかくTech Crunchには現実世界と同様色々な意見を持つ人がいて、それぞれがそれぞれに書いておられるということだ。新聞など、いわゆるメディアと呼ばれる場所では、こういったことがどれだけあるだろうか。

つい先日、MG Siegler氏の記事でも名前が出ているTech CrunchのMichael Arrington氏はこのような記事を書いておられた。

ブログによる大衆の心理的操縦について - Tech Crunch Japan

・・・もし私がまた本を書くとしたら次の3つのテーマのいずれかになるだろう。・・・二番目の候補は、ブログのメディアとしての優位性に関するものだ。・・・ところで最近私がよく考えているのはこの二番目のテーマについてだ。・・・やがてブロガーは経験を積んでいく。ある記事を書いて轟轟たる非難を受ける。・・・伝統的なマスコミのジャーナリストはこういう経験をすることが少ない。彼らには編集方針があり、記事の執筆にあたっての様々な規則があり、なによりまず編集長を満足させる必要がある。・・・私は大衆のご機嫌取りをするより自分の意見を正直に書く方を選ぶ。・・・

このMichael Arrington氏がおっしゃる「ブログのメディアとしての優位性」というのを今、実感した気がした。

ただ、Tech Crunchが単なるブログと違うのは、複数のライターが同じ場所で書いているということだと思う。これが相乗効果を生んで、よりメディアとして強力なものになっているのだ。

同じメディアで全く異なる意見が書かれて、それぞれが同じように評価を受ける。この方がメディアとしてより健全だ。これでいいのだ。

もはや一つのメディアで一つの論調という時代ではないのだなぁ。

コメント

  1. それにしても原文の方はすごいコメントの数ですね。
    ある意味、狙って、これだけのブーイング?を集めているような気がします。

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