2010年8月21日土曜日

「ふらこん」OK!それは創造力の源泉。ただし、政治家は「ふらこん」GNですよ。 | 「いいかげん」に潜む真理 柳田敏雄さんに聞く - 日経

日経10.08.21夕
・・・「いいかげん」こそ生き物の本質と喝破・・・今の世の中では『ぶれる』とか『ふらつく』とか『優柔不断』というと、マイナスイメージでしかとらえられません。・・・ふらふらしてあいまいなのを『ゆらぎ』と言いますが、この現象は細胞も脳も同じ・・・外部の状況、環境を取り込んで動くにはふらふらしているのがいい・・・ふらつき具合が大きい人はものを考える時にひらめきが速い・・・ゆらぎがたまたまあるレベルを超えるとぱっとひらめく・・・創造性も脳がふらついていいかげんだから生まれる。間違って現実と異なる答えを思い浮かべ、妄想のように膨らむ。それが創造性でしょう・・・人工機械は・・・雑音を消すためにものすごいエネルギーを使う・・・省エネ装置、システムを作ろうと思ったら生き物の仕組みに学ぶべき・・・一つのことに固執しないでいろいろ楽しく見ようよ。そんな精神です。・・・いまの日本は政治も経済もゆらいで不安がる人が多い・・・ゆらぎが大きい時こそ天才が現れたり、飛躍があったりする。悪い時代ではなくてチャンス。・・・間違って当たり前という考え方があってもいい・・・(編集委員 清水正巳)

基本的には科学の話なのだけれど、柳田教授のお話は、大きく速く変わる状況への対応力について、創造力や発想法について、省エネシステムの最適化について、生き方について、世の中のあり方について、と多くの示唆に富んでいると思う。


特に創造力や発想法についてをまとめるとこんな感じだろうか。

・色々なことに興味を持つこと
・妄想を膨らませること
・固定観念を捨てること

その通りだと思う。日々ブログを書くことは創造力や発想力を鍛えるのに役に立つ。おぼろげにこれを感じながら毎日の訓練と考えて続けてきたけれど、柳田教授のお話で、やはりそうなんだとより確信した。


人工機械の話ではないけれど、音楽のライブ録音を考えても、雑音を消すにはそれなりの努力が必要だ。マイク録音じゃなくて、ラインから録ればノイズがのらなくてイイ音が録れるのじゃないかと考えたこともあるけれど、ライブ録音を続けているうちに必ずしもそうではないと気づいた。

ノイズはその場の雰囲気、空気感そのものだ。これが重要だと考えると、ノイズを排除しようとすること自体が無駄な努力となる。

これは無ノイズのCD音より、アナログレコードの音を好む人がいることにも似ていると思う。さらに「ローファイ」の世界では、キレイな音をわざとビットクラッシュさせてノイズを加えようとさえするわけで。

いわゆるキレイな音、つまりノイズやゆらぎがない音は、やはり人間にとって不自然な音なんじゃないかと思う。それはきっと、音だけに限らないのだと思う。


ただ、やはり政治家などのリーダーが「いいかげん」「ゆらぐ」「ぶれる」「優柔不断」であるのは問題だね。

政治家などのリーダーという人物は、本質的にゆらぐ人々を一つの方向に向かわせる役割を持つ人だ。個人的には大いにふらこんしていただいて結構だけれど、公にふらこんするのは勘弁していただきたい like 前首相。