日本通信の賭けは功を奏するか?それともフライングで失敗か? | データ通信ドコモ携帯で3〜5割安 SIMロック解除にらみ日本通信がカード - 日経

日経10.07.21夕
・・・日本通信は今月中に・・・「SIMカード」の販売を始める・・・「SIMロック解除」の導入をにらんだ動き・・・当面使えるのはドコモの端末のみ・・・カードの価格は実質無料。月額基本料は3960円・・・最大毎秒300キロビット程度・・・1050円・・・の無料通話が含まれる・・・大手の定額制のデータ通信料金と比べ3〜5割安く・・・主に・・・スマートフォン)利用者の乗り換え需要を見込む。

なるほど。SIMロック解除となれば、こういった動きが出てくるわけだ。

iモード端末だとかなり使えなくなる機能があるだろうけど、スマートフォンなら使えなくなる機能はほとんどないだろう。すると、速度は多少遅くても安いキャリアに乗り換える人が多く出る可能性は高い。

ドコモは先日、ソフトバンクにiPhoneのSIMロックを暗に迫るような話をしていたけど、今度は日本通信がSIMロック解除ネタでドコモに揺さぶりをかけてきているようだ。

こうなってくると、端末の開発に助成金を出すことや、端末を一斉に買い上げる方式はアホらしくなってくるだろう。つまりSIMロック解除で日本のケータイ業界がガラリと変わる可能性がある。

ただ、ドコモもひとりで突出するつもりはないようで、SIMロック解除の条件もちゃんと示しているようだ。

NTTドコモ、来年4月以降の全機種にSIMロック解除機能を搭載へ | テクノロジーニュース | Reuters
・・・ただ、実際の解除の前提条件として「国内携帯4社が歩調を合わせること」(同)との方針も示しており、来年4月以降にSIMカードの入れ替えが普及するかどうかは不透明・・・

SIMロック解除が日本で普及するかどうかはまだわからないし、ドコモが本当に予定通りSIMロック解除するかどうかもわからない。にもかかわらず、日本通信は今月中にもSIMカードを発売する予定らしい・・・

賭けだなぁ。しかし、何もしないで待っていても、世の中はSIMロック解除の方向には動かないだろう。それなら自分から盛り上げていってそっちの方向に動かそう、という戦略だろうか。

それにしても、まだちょっと早い気がするけれど。

追記10.08.06:これは賭けではなく、用意周到な戦略あってのことだったようだ
琴線探査: ソフトバンクも国内ケータイメーカーも厳しい状況になりそうだ | iPhone4 ドコモ回線で利用可能に 専用のSIMカード日本通信、月内にも - 日経

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