開発者の立場を捨て、ユーザーをインスパイアするアプリの説明の例 | iPhone 3GS ゴールデンウィーク向け1面広告 - 日経

日経10.04.27朝

・・・この一台を、家族旅行の一員に・・・フライト情報の確認から、動物園を10倍楽しむ方法まで。iPhoneのApp Storeには、家族旅行を楽しくするためのあらゆるアプリケーションが勢ぞろい。アプリケーションを手に入れるたびに、あなたのiPhoneは進化し続けるのです。・・・

iPhoneの1面広告は過去に何度もあった。これまではあらゆるジャンルのアプリをホームスクリーンのように並べる形式だったが、今回違うのは、ターゲットをゴールデンウィークに絞り、数も少ないことだ。そのため各アプリのキャプションも少し長めだ。

・FlightTrack
・楽天トラベル
・どうぶつえんへいこう
・釣り気分
・お弁当レシピ
・Trip Journal

開発者としては、それぞれのアプリのキャプションが参考になる。例えば「Trip Journal」ではこんな具合だ。

楽しい家族旅行の思い出を、今までになかった方法で残しましょう。Trip Journalでは、経路や訪問場所、撮った写真やコメントなどが、GPSを利用して地図上に保存出来ます。さらに、実家の家族や友達に思い出を共有するのも驚くほど簡単です。

機能(位置関連の各種情報を保存)の説明もしつつ、どういったシチュエーションで(家族旅行)、どのように役に立つ(実家や友達と思い出を共有)のかを極力簡潔に述べて、ユーザーをインスパイアするようなキャプションだと思う。

開発者本人がキャプションを書くと細かい機能の説明や技術的なこだわりポイントの説明になりがちだが、開発者としての立場を一度捨てて、ユーザーをインスパイアするキャプションがどのようなものなのかを考える必要があると感じた。

これがムズカシイのだけど、Appleはこういったコトが上手だ。例をたくさん見て学ぶほかないだろう。

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