いっときたいなら、いっとけばいいのだ。これでいいのだ。 TNT「Intuition」

今日はすごく暖かい。もう春が来たようだ。

春になると必ず聴きたくなるのが、このTNTの「Intuition」だ。





トニー・ハーネルの澄み切ったハイトーンヴォイス。ロニー・ル・テクロのエッジの効いたギターサウンドとリフ。

ちょうどあの頃、中学を卒業して新たな高校生活に期待を抱いていた。マウンテンバイクを駆って春風を受け、この曲を聴きながら坂道を爆走すると最高なのだ。Yeah! ROCK'N'ROLL!!

曲だけではない。歌詞も春にピッタリ。希望に充ち溢れ、元気が出る。

一回ちゃんと訳してみたいと思っていたのだ。TNTの歌詞はかなり詩的で、文語が使われていたり倒置されていたり、自分にとってはかなり難しいけど、自分なりの解釈を加えながらなんとか日本語に訳してみよう。

「Intuition」 TNT

One fire, a silent storm in every spirit
すべての魂に宿る 静かなる嵐と炎

Locked behind a lonely dream still aware
まだ感じている 閉ざされた向こうにある孤独な夢


※ブリッジ
When soldiers of fortune take your mind
金に目がくらんだ兵士たちが 君の心を奪おうとした時

The heart is your kingdom like magic when you find
まるで魔法のように 心は君の守るべき王国だと気づいたら


※サビ
Intuition, one decision
直感だ 決断ひとつなんだ

Hold your heartbeat in your hand, oh
自らの鼓動を手に握り締め 感じるんだ

Intuition, one decision
直感だ 必要なのは ただひとつの決断なんだ

Let your dream command, oh
夢があるなら 実行するんだ


One answer, the destiny of every moment
答えは いつでもすべての運命的瞬間にある

Lost inside a hungry voice in the dark
そして 暗闇の中の満たされぬ声の内で途方に暮れている

No evil illusions, no empty prayer
消えよ 邪悪な幻影 空虚な祈りも必要ない

The heart is your kingdom so follow if you dare
心は君の王国なんだから 望むなら 従えばいいのさ

※サビ
※ブリッジ
※サビ
※サビ

TNTの最盛期はハードロックの最盛期でもあったが、ハードロックはどちらかと言うとダーティーなイメージで、その方がウケていたように思う。そのため、TNTのような純粋で美しいハードロックはあまり受け入れられなかったようだ。

しかし、自分の中では今も昔も変わらない、大切な曲だ。

「The heart is your kingdom so follow if you dare」かぁ。かつて敬愛するK DUB SHINEは「いっときたいなら いっときな」といった。今年の抱負「JUST DO IT」にも通じている。これを英語にすると「Give it a shot, if you dare」かなぁ。

どんな結果が待っていようとも、自分の心に正直に行動すれば、自分が「生きている」と感じることができる。

そう。いっときたいなら、いっとけばいいのだ。これでいいのだ。バカボンのパパは、やはり天才だ。

コメント

  1. そうですね。赤塚不二夫先生にマキシマムリスペクトということで!

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