相次ぐ「学年誌」の休刊 購読傾向大きく変化

日経10.01.29夕
・・・小学館の「小学五年生」「小学六年生」、学研の「科学」と「学習」ーー。半世紀を超える歴史を持つ子供向けの雑誌がこの春、相次いで姿を消す・・・休刊の大きな理由は、活字離れや少子化ではなく、子供や親のニーズが様変わりしたことだという・・・女児の多くがあげたのが小中学生向けのファッション誌・・・付録の人気衰退・・・「カブトエビ飼育セット」(85年)・・・学研の湯元所長は「ゆっくり効果が出る付録より、ワークやドリルなど即効性のある教材を求める親が増えてきた」と指摘・・・武蔵大学の栗田宣義教授(社会学)は「誰もが大学に入学できる時代になり、親の関心が学業以外のものにも移りつつある」と分析・・・ただ関係者は「子供たちの好奇心や興味には変わりはない」と口をそろえる・・・

学研の「科学」なんて大好きだったんだけど、休刊とは寂しい。カブトエビとかリトマス試験紙とか楽しかった。

現代の親は子供の学習にも効率やコスパを求めているのだろうか。@ITでタイムリーに「第5回 デキる人研究家が語る「非効率な仕事」のススメ」という記事があった。

確かに多くのテストや仕事では効率が求められるが、本当の実力は効率ではなく非効率、遊びやムダにこそあると思うのだが。そして、それを誰もがおもいッきりできるのは、子供の頃だけだ。

この社会状況では創造的な子供や革新的な子供が多く出てくるとは考えにくい。なんだか日本の社会がどんどん萎縮していくような気がしてならない。

しかし「子供たちの好奇心や興味には変わりはない」という言葉に希望を感じる。子供たちを伸ばすのも伸ばさないのも、大人の考え方次第だろう。

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