私塾ならでは 型破りな講義

日経09.12.7夕
・・・今年7月,思想家・人類学者の中沢新一氏が私塾「くくのち学舎」をスタート・・・大学という組織には何かと制約がある・・・1回2000円で,誰でも参加・・・大学では,自分がなぜ講義を受けているかわかっていない大学生も多い。ところが,くくのちの参加者は自分でお金を出して意識的に来ている。それだけに,教える側にとっても下手な講義をしたらまずいという緊張感がある」と中沢氏は楽しげ・・・1999年に発足した私塾「東京自由大学」・・・小幅とはいえ赤字が続いているにもかかわらず,10年もの間活動してきた・・・営利を目的とせず,強い志から出発したからこそ・・・吉田松陰の松下村塾や福沢諭吉の慶応義塾といった私塾が社会に影響を与えたのは,江戸後期から明治という激動の時代だった・・・

いわゆる「学校」ではなく,「私塾」というものに惹かれる。「私塾」という響きには,「共に学び,考え,問題を解決していく同士たちの集まり」という感覚があると思うから。

思えば諭吉先生の慶応義塾だって,もとは同じ私塾だった。それが今ではどうか・・・

中沢氏など,私塾を見直す動きは「学ぶ」ということの在り方をもう一度問い直そうという動きなのかもしれない。

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