ラウル・ミドン Live at 代官山UNIT



ライブ会場 iPhone using ToyCamera


先日10月8日,代官山UNITで行なわれた超絶ギタープレイヤーのラウル・ミドンのフリーライブに行った。

妻がこのレコ発ライブの存在を知って「抽選なんだけど,どうしようか?」というので,「ご縁があるなら当たるでしょうから,運試しで申し込んでみよう」と話をしていたら当たったのだ。どうやらご縁があるらしい(^^)

会場にはイスが用意されていた。イスはみるみるうちに埋まっていき,開始予定時間近くには後ろの方で立ち見の人々が山のようになっていた。大体200人くらいだろうか。定員は100人と言っていたそうなので,多分定員を超えていたと思う。

少々押し気味で演奏が始まる。

彼は目が見えないので,アシスタントの方がマイクの前までナビゲート。曲の合間に水を飲む時もアシスタントの方が「ボトルはここだ」とサポートしていた。

目が見えないミュージシャンのライブは初めてだったので,目の見えないミュージシャンがステージに立つと,どういう感じなのだろう?と考えた。

客の入りや顔が見えない分だけプレイに集中できるかもしれないが,逆に客席からのパワーを受けにくいのではないだろうか。しかし,目が見えなくても音は聞こえる。だから自分も声援を送った。



自分撮り iPhone using ToyCamera

彼はタイミングの取り方が独特だった。多くのギタリストはタイミングを取るのにカッティング(空弾き)を使うので,ギターの面に対して水平にリズムを取るが,彼はギターの面に垂直にリズムを取っていた。

PAが良かったせいもあるだろうが,弦を叩く低音が気持ちよく響いていた。

演奏は30分程度で終了。その後インタビューへ。

インタビュアーはMCも務められた齋藤美絵さん。どっかで聞いたことあるな〜と思ったら,Tahnyaが先日出演したFM横浜の「WE LOVE SHONAN」のパーソナリティーの方だった!しかも彼女は後輩だったようだ。何かしらのご縁を感じた。

日本が結構好きなようで,何が好きですか?との質問に「ハッピーターン」と(^^); あのしょっぱくてあまいという味のコンビネーションの複雑さに感心していた。自分もハッピーターン昔から大好き!

今回のライブで唯一のカバー曲「Blackbird」(ビートルズ)についての質問では,あの曲はアフリカンアメリカンを象徴するような曲だと話していた。実際はどうだかわからないが,彼はそういう解釈なのだろう。

相当昔からプレイしているそうで,ほとんどオリジナルに近いとも話していた。確かにそこかしこでプレイしているようだ。これはつい最近のフランスでのプレイの模様らしい。





彼のBlackbirdも素晴らしかった。特に後半の広い空間に羽ばたく様を想像させるプレイはさすが。ギタリストとしてだけでなく,ボーカリストとしてもやはり素晴らしい。

とはいえ,TahnyaのBlackbirdも改めて聞いてみるとなかなか。





彼はギターもボーカルもマウストランペットも同時にやる。なんというマルチタスクだろうか!

それゆえ単純な比較は出来ないが,実際に間近で聞いてみた感想としては,ヒラタ師のギターの方が多彩で繊細な感じがした。

コメント

  1. ラウル・ミドンのプレイでは、個人的には、爪で弦を弾く音がちょっと強くてキツかったです。

    最近、ギターの音が触感につながるようになってきたのですが、ラウルの音はちょっと強く腕を掴まれた感じですかね。爪が痛いみたいな(^^;)。

    ヒラタ君のギターは気持ちいいですね。美容室で「あ~そこかゆいんです~」って髪の毛洗われてる感じがします。

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