ネット電話 米グーグルを調査

日経09.10.11朝
・・・米連邦通信委員会(FCC)が調査を始めた・・・グーグルが一部回線への通話を制限している事を問題視・・・「グーグル・ボイス」。ネット経由で米国内で無料で電話をかけられるが,高額な通話料がかかるアダルト電話サービスなど一部の番号には通じない。・・・グーグルは「グーグル・ボイスは無償のネット機能で規制対象外」と主張している。
FCCというのは相当権力をもった組織なのだろう。

現在のところグーグルの主張はもっともだと思う。しかし先日AT&Tが折れて,VoIPが3G回線でも使用できるようになるという状況の今となっては,そう遠くない将来にグーグル・ボイスの「ネット機能」も通話と見なされるようになるだろうと思う。

今FCCがそういう判断を下せなくとも,恐らく法律を作って正式に「VoIPも通話」という事にするのではないだろうか。

しかし,通話と通信の違いは何なのだろう?もはやこの議論自体がナンセンスのような気がするが。

日本も同じ状況になる可能性が高いと思う。その場合には単に通話と通信の違いの議論をして現状にどう当てはめるかを考えるのではなく,何のための規制かをイチから考え直すべきだろう。

本や印刷物は,ネットやケータイ,キンドルなどの普及によりグーテンベルクの活版印刷発明以来の革命が起きているかも知れない。

そして通信と通話も,グラハム・ベルの電話発明以来の革命期にあるのかも知れないのだから,これまでの常識を引きずっていては結論を出すのに無用な時間をかけることになり,そして必ずや判断を誤るだろう。

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