グーグル、技術革新に注力「クラウド移行へ10〜15年」

日経09.09.02朝
・・・エリック・シュミット・・・は日本経済新聞のインタビューで・・・・「競合にはとらわれずに技術革新に全力を注いで新製品・技術を素早く投入し、先行を続ける」・・・「(将来はエネルギー分野などで)『次のグーグル』が出てくる」・・・グーグルは太陽熱発電など次世代エネルギー関連ベンチャーへの投資も加速。シュミット氏は再生可能エネルギーをクラウドの拠点となる「データセンター」向け電力として使う事も想定・・・シュミット氏はオバマ米大統領の助言役でもある。・・・

うぅむ。彼の言う事、いちいちごもっとも。

ただ、クラウド移行に10〜15年というのはきっと謙遜だと思う。自分が感じる流れはもっと速い。

マイクロソフトがどうとか、競合がどうとかを気にするのはできるだけしない方がいい。集中力や突破力が落ちてしまうからだ。どんな仕事でも世界最高を目指して脇目もふらずに没頭して精進する事が最大の攻めの姿勢だと思う。

グーグルは企業レベルで「没頭力」をもつ企業のようだ。やっぱすごいなグーグルは。

エネルギー分野で次のグーグルが出てくるだろうというのもその通りだと思う。自分がエコに興味があるのも、21世紀は地球環境やエネルギーの問題をどうするかが重要で、22世紀より先の人類の運命を決めるターニングポイントだと思うからだ。時代の要請に従って、必ずエコの分野で「次のグーグル」が出てくる。

その「次のグーグル」が出てくる国は是非日本であって欲しいのだが・・・日本はまだむこう4年間は大掃除が必要だろうからその余裕があるかどうか・・・一方、すでにオバマ大統領は彼のような知恵袋を得ており、エコを国家戦略とする事を明確に打ち出しているわけで・・・どう考えても分が悪い。

きっとこのままでは「次のグーグル」が出てくる国はやはりアメリカだろう。それどこれか、グーグルがエコに興味を示している事を考えると、グーグル自身が「次のグーグル」である可能性すらある。

先日のサンプロでドリームインキュベーターの堀紘一さんは、最近はベンチャーの成功には技術と戦略だけでなく政策も必要だと思うようになった、というようなことをおっしゃっていたが、その通りだと思う。

ドラマ「官僚たちの夏」のように、以前の日本は産業を国家戦略と強く結びつけて政策を行なっていたのではないかと思う。その意識がいつの間にか薄れてきてしまったのではないだろうか。

一方その間、アメリカはそうではなく、ITにしても金融にしても国家戦略だったのだ。GDP世界一はやはり伊達ではない。

新政権には、大掃除もやりながら、その先の革新戦略も同時に考えながら国民を率いていってもらいたいと切に願う。

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