ユーザーに有料会員への移行を促す? WEBサービス運営の苦悩

今日メールを見ていたら、画像SNSサイトの「pixiv」から珍しくメールがきていた。

その内容は、簡単に言えば「有料会員への移行をお願いします」という事だ。

・・・pixivは現在、約110万人ユーザー、月間8億3000万PVという規模にまで成長・・・コストの増大スピードに広告収益が追いついていない・・・ユーザー様より直接運営費をいただくことによって、サーバ・回線を強化し、よりユーザー様にとって快適な環境を用意したいと考えています。どうかご協力お願いします。・・・


いや大変だ。8億PVをさばき、これからも増加していくのだから。

このメールは、WEBサービスの広告による運営の限界と有料化への移行の難しさや、広告運営からの脱却の必要性を示してくれていると思う。

自分でWEBサービスを運営してみてわかったが、完全に広告で運営できるようになるのは非常にまれなケースだ。8億PVあるサイトでも広告収入でまかなえないのだから、自分たちのものも含め、その他のWEBサービスは推して知るべしだろう。

そのまれなケースとは、GoogleやYahooなどだ。いや、こういったスーパーサイトですら広告のみでまかなえているかどうか・・・

そろそろWEBサービスはタダという意識を正していかないと、WEBサービスの運営は増々厳しくなっていくだろう。

そのためにはユーザーにとって簡単な支払の方法と、有料でも耐えるサービスの価値、そして勇気が必要だ。

WEBサービスは今、まさにその真価が問われていると思う。

コメント

  1. 8億はスゴイね。
    でもお金を払うことって「ご協力をお願い」されるものなのかな。ふむー。

    返信削除
  2. そうなんだよねぇ。1ユーザーとして、なんか「寄付」をお願いされているような感覚があって、ちょっとした違和感を感じた。

    「お願い」するほどWEBサービスの運営者は卑屈にならなきゃならんのか?と。

    だから、例えば自分たちのサービスをもし有料化する場合は、きちんとしたサービス内容を用意して、自信をもって「有料です」と言えなきゃならんと思う。

    でもこれって、当然の事なんだよね。WEBサービスもやっと成熟してきたという事なのかも知れないなと。

    返信削除

コメントを投稿

このブログの人気の投稿

レオナルド・ダ・ビンチはなぜノートを「鏡文字」で書いたのか?

macでsmb(samba)共有サーバーに別名で接続(別アカウント名で接続)する方法

Google DriveにCURLでアップロードするには?