展覧会 撮影OK

日経09.07.25夕
・・・六本木の森美術館・・・観客の写真撮影を許可する取り組みを試験的に始めた。・・・著作権を巡る議論に一石を投じそうだ。・・・撮った画像は加工せず、非営利目的で使う・・・「クリエイティブ・コモンズ」の仕組みを採用・・・


これは確かに国内でも非常にめずらしいが、世界を見回してもめずらしいのではないだろうか。

ただ非営利目的で使うのは当然としても、完全な無加工というのは利用シーンを考えると厳しい。今時は写真をよくケータイに入れて持ち歩く事が多いからだ。

その場合、意図的なデジタル加工はしないとしても、多くの場合リサイズや切り抜き、明るさ補正くらいは必要になる。

そのあたりはまだハッキリしないが、実験的なのではじめは厳しめの制限なのだろう。しかし将来的にはこういった条件を曖昧にせず、きちっとわかりやすく規定する事が必要だ。

しかし、クリエイティブコモンズはデジタルコンテンツのためのものかと思っていたが、実物にも適用できるらしい。

日本の有力な産業の一つにコンテンツ産業が入ることは間違いないだろう。

そういった国においては特に著作権の問題は避けて通れない。世界でも最も先進的な関連法を整備する必要がある。また法だけでなく、国民の著作権に関する啓蒙も必要だ。

そういった環境が整備されれば、日本のコンテンツ産業はより力を得る事になるだろう。

森美術館はその先鞭をつけてくれたと思う。心意気もすばらしい。

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