”透明人間”姿をみせた

日経09.07.19朝
・・・横浜市にある慶応大学メディアデザイン研究科の一室。・・・稲見昌彦教授と舘暲教授らが取り組む「光学迷彩」技術の実演風景だ。・・・秘訣はコートに埋め込んだ・・・ガラスビーズと、観察者の頭に付けたプロジェクター。ビーズは屈折率を調整してあり、当たった光が反対方向にだけ戻る。・・・理化学研究所の田中拓男准主任研究員らが取り組むのは、人の後方から来る光を衣服に沿って迂回(うかい)させる技術だ。「メタマテリアル」という新材料・・・警察庁・・・覆面捜査・・・劇場やコンサートホール・・・視界が開ける・・・悪用される心配・・・だが専門家は「恐らく、その心配はない」と口をそろえる・・・体を完全に消すのは難しい。仮に完璧に透明に出来ても、・・・光が迂回するため、隠れた本人の目には周囲が真っ暗に・・・


光学迷彩といえばあれだ。「攻殻機動隊」だ。

稲見教授は少なくとも2006年頃から電気通信大学でこの研究をされていて、その後、慶応のメディアデザイン研究室に行かれたようだ。

この研究の根本には「攻殻機動隊」の影響があることを本人自身が言っている。アニメの影響というのは本当にスゴいものがある。特に技術関連に関しては多大だ。「光学迷彩」と言えば論文を見せなくても世界中で理解しあえるわけだから。

まいったのは「舘暲」教授。失礼ですが、これなんて読むんですか?「たてすすむ」だそうで。きっと日本人じゃないと思いましたが日本人だそうで。こんなお名前の方もいらっしゃるとは。

田中氏の研究もまたスゴそうだ。光を曲げるとは・・・こりゃもうアインシュタインの相対性理論の世界?服が重力レンズ?もうわけわからんが、スゴい。

ユニクロはヒートテックなど素材分野でも頑張っているが、もしこの素材をファッションとして取り入れて、安く売れるようになったら・・・ファッションが変わるかも知れない。パリコレも真っ青ですな。

未来のファッションは、色・形に加えて、こういった特殊機能を持つ素材が重要になってくるかも知れない。

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