2009年7月28日火曜日

自殺者半年で1万7000人

日経09.07.28朝
今年1〜6月に全国で自殺したのは1万7076人(暫定値)・・・専門家は「年間の自殺者数が過去最悪になりかねない」と指摘・・・例えばハローワークの来訪者が生活やメンタルヘルスの支援を受けられると言った連携した対策をとるべきだ・・・


17076/(365/2)=93.56・・・日本では1日約94人自殺者が出ている計算だ。

統計でわかる限り最悪は年間34427人。確かに過去最悪になりそうなペースだ。過去の記事も参照。

自殺、不況の影色濃く
一からわかるインフルエンザ

この原因については色々な議論があると思うが、自分は日本の就職市場が一度レールを踏み外した人間を二度と受け付けない仕組みになっているのが主な原因だと思う。

新卒採用制度や年齢制限がその例だが、その根本原因は年功序列の給与体系にあると思う。

昨日のニュースでは、公務員でも非正規というものがあるという事を知った。同じ仕事をしながら、正規の3分の1の給料で、しかも毎年契約更新で、民間の派遣社員なら雇用契約があるのでまだマシだが公務員にはそういったものもないらしく、非常に不当な扱いを受けているらしい。

実は失業者をサポートするハローワークも多くがその非正規公務員で、対面している失業者と立場が紙一重だというではないか。

簡単にクビを切れないのが公務員と思っていたが、これは・・公務員と呼べるのか?

年功序列もこの「非正規」という問題も、結局、能力が正当に評価されないという点で共通している。

先日のサンプロで財部さんが同一労働同一賃金の問題についてクリティカルヒットと思えるソリューションを提示してくれた。それは「時給」だ。

職種(能力)で細かく時給を決め、正規であろうとなんだろうと、時給で賃金を計算するのだ。民主党も社民党も参考にしているらしいヨーロッパでは既に導入されている例があるそうで。

自分は、ああ、これだわ!と思った。しかし、日本だって現状を変えたくない人々がほとんどなわけで、簡単にいくはずがない。そういった場合、社会を変えるにはまさに政治しかない。

不況だってなんだって、働けさえすれば死ぬ事はない。しかし職がないなら、現代では生きていけないのだ。

自殺者は日本の政治に対してこの事を訴えかけていると思う。

民主党は同一労働同一賃金の問題の解決を訴えているが、その覚悟があるか、見ていかなければならない。