2009年6月29日月曜日

アニメ・マンガ国立施設 制作現場で賛否両論

日経09.06.27朝
・・・「アニメやマンガを100年後に研究しようとしても、今のままでは資料が残らない。保存施設が緊急に必要という点で、センターの重要性は全く疑いがない」・・・アニメなどコンテンツ研究の第一人者、東京大学大学院の浜野保樹教授は・・・センター開設の必要性を強調・・・「現場は疲弊して、作品を制作できなくなりつつある。発信・アーカイブの施設に予算をかけても意味がない」と語るのは・・・動画制作会社Wish(東京都練馬区)の高橋宏一取締役・・・国内の10倍以上の人員規模を誇るスタジオが多い中国・・・動画の仕事の9割超は海外に流出・・・「ピラミッドの底辺が崩れた。10年後も日本アニメが世界で評価されるかは疑問だ」と国民的アニメを手がける杉並区の制作会社の幹部は話す。「重要な輸出コンテンツと位置づけるのならば、国は新人育成にこそ力を入れるべきだろう」・・・スタジオジブリ・・・アニメーターを養成する「西ジブリ」を開設。20人弱の新人をベテランが2年間じっくり教える・・・


資料のアーカイブは必要だと思う。ただ制作現場の窮状を考えれば、今、アーカイブと言う名のハコモノに金をかけるより、人に金をかけるべきだと思う。

アーカイブは大事に保存してればたぶん10年後でも間に合う。しかし今、若いクリエーターを支援しなければ、10年後の日本アニメの未来はないかもしれない。

ハコを作るにさして時間は必要ないが、人が育つには莫大な時間が必要だ。普通に優先順位を考えれば、まず人に金をかけるという結論になると思うのだが。。。

まさに人こそ宝でしょう。確かにコンテンツもスゴかったが、一番スゴかったのはクリエーターや彼らが持つ職人技ではないだろうか。最も大事にすべきは、すでに過去のものとなったコンテンツという有形のモノではなく、未来をつくるクリエーターや技術という無形のモノだろう。

もし日本に宮崎監督や大友監督、監督を支える多くのクリエーターと匠の技がなければ、ハコなど作る意味すらなかったのだから。

かかる時間という意味だけでなく、投資という意味においてもやはり人に金をかけるべきだと思うのだが。。。

やはり何らかの利権が絡んでいるのだろうか。将来の日本の利益より、今の自分の利益を求める人々か。。。