風力発電 米・中を舞台に競争激化

日経09.04.21朝
・・・農業国デンマークは九〇年代に農家に風力発電の設置を奨励した。・・・バルト海から吹く安定した風資源を電力に変える仕組みを作った。・・・日本のトップ三菱重工業の〇九年の世界シェアは三%弱。順位は十三位にとどまる。・・・三菱重工がメジャーへの挑戦権を獲得するには、オバマ政権がグリーン・ニューディール政策を掲げる米国で勝ち抜く必要がある。

デンマークは風資源が豊富。日本ではどんな自然資源があるだろうか。海や川か。なら水力発電はどうだろう。あまり効率的ではないのだろうか。調べてみる必要がある。

しかし日本企業が優れた技術を持っているにもかかわらず、アメリカのグリーンニューディールに頼らざるを得ないというのか。なんと情けない事か。

日本は天然資源に乏しい国。地球の天然資源だっていつか確実に尽きる。戦争は大抵その貴重な資源の争奪戦でもあった。日本だって石油のために戦争したではないか。不戦を誓った日本こそ、この資源、特にエネルギーの分野では世界最先端でなければならない。

だから他国のエネルギー開発の手助けをしている暇はないはずだ。日本でこそ環境ビジネスが成り立つようにしなければ未来はないし、成功すれば、経済の活性化だけでなく世界平和に貢献できる可能性が大いにある。金ではない、日本が世界に貢献できる有力で大きなテーマの一つだ。

アメリカは前の政権では環境ビジネスに否定的だったが、オバマ政権は違う。もの作りでもITでもなく、環境ビジネスこそ21世紀の巨大産業だとハッキリと気づいて、すでに実行に移している。

ところで今、日本政府は借金した金を景気対策と称してじゃぶじゃぶ使おうとしているが、それを返すあてはあるのだろうか。家庭レベルで考えれば既にカード地獄か借金地獄状態ではないのか。そのつけを高額の消費税というかたちで国民の負担とするつもりなのだろうか。

国は国民に負担を求めるばかりでなく、もっと国全体が儲かる仕組みを考えるべきだ。例えば世界最強のエネルギー大国になって、世界中にエネルギーや技術を売ればどうか。

石油産油国では、学費も医療費も無料という国もあると聞く。医療問題も派遣労働者問題も少子化問題も高齢者問題も年金問題も、結局は金があればある程度解決できる問題だろう。世の中金ばかりが価値ではない。しかし金。結局金が多くの問題を解決するのだ。だから国は、ムダをなくすのは当然として、税金に頼るばかりではなく、株運用でもない、国全体が儲かる仕組みも考えていかなければならない。その一つの例がこの世界最強エネルギー大国という国家ビジョンだ。

このエントリーに限らず、自分は政治家ではないし、何をここまでムキになって考えているのだろう、とふと思う事があったが・・・それは間違いだとわかった。これでいいのだ。これは明日の日本の事で、つまり明日の自分の事に他ならないからだ。明日の自分の事を考えるのに、誰に遠慮する必要があろうか。

とにかく、今後環境ビジネスは国の行く末を決める重要なテーマになるとハッキリわかった。自分は環境ビジネスに携わるものではないが、何かしら自分の微力を役立てる方法を考えたいと思う。

コメント

  1. オバマ大統領は「新しいエネルギー源を開発した国家が21世紀の世界をリードする。米国がその国になる」と宣言した。

    もうこれは間違いない。世界は環境ビジネス戦国時代に突入だ!

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