「国民と共に」太いきずな

日経09.04.10朝
・・・両陛下に侍従長として約十年間仕えた渡辺允氏は「国民の中でもとくに苦労を背負って特別の苦しみ、悲しみを持っている人たちをなぐさめ、励ますのが天皇、皇后としてなさるべきことと考えていらっしゃると思う」と語る。・・・天皇陛下は好きな言葉として、論語の中から「忠恕(ちゅうじょ)」をあげられる。過去の会見で「自己の良心に忠実で、人の心を自分の事のように思いやる精神です。一人一人、さらに日本国にとっても忠恕の生き方が大切ではないかと感じています」と説明された。・・・

「忠恕」。この言葉を教えていただいただけで、ありがたいと思うとともに、自分の無学さを強く感じる。

大河ドラマなどでよく見るが、むかし侍は、幼少の頃から論語を学んでいたようだ。今の時代にこそ必要な何かが、論語にもある気がする。

自分の座右の銘は何かと問われれば、今は「独立自尊」と答える事にしている。確かに独立自尊は大切なことだと思うが、これはいかにも自己中心的な視野しか持っていないという事を示してはいないか。

一方、天皇陛下はご自分の事よりも他人や国、さらに他国までも気にかけておられる。やはり自分は凡人だと思わざるを得ない。

少しは見習って、論語を読もう。

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