携帯「ゼロ円」競争再び

日経09.04.08朝
・・・販売方式の変更で影を潜めていた「ゼロ円端末」や「一円端末」が今春の商戦から復活。・・・昨夏発売したNEC製「N906i」・・ソニー・エリクソン製「ウォークマン・フォン Xミニ」・・など比較的新しいモデルがゼロ円で売られている。・・消費者にとっては通話料が安くなったうえ、端末も安く購入できる状況。ただ携帯各社にとっては・・”消耗戦”・・・

一消費者としては、基本料金の低価格化は助かる。しかし端末価格が値上がりした結果、機種を短い期間で切り替えて新しいものを手に入れるという楽しみは失った。

携帯キャリアにとっては、販売奨励金を出さなくて済むようになったので短期では財務状況は良くなっているようだが、長期ではどうだろう。

携帯メーカーに取っては冬の時代だろう。

一開発者としては、テクノロジーが停滞気味になってきた感がある。また、かなり古い機種をいまだに使っているユーザーも多く見られるようになってきている。

結局、政府主導の販売方式の変更は皆に幸せをもたらしたのだろうか。

日本の携帯テクノロジーの進歩や文化の発展は、過剰とも言える携帯機種の切り替えサイクルの早さが大きな要因だったのではないだろうか。良い事ばかりではなかったとは思うが、総合的には攻めの姿勢だった。今は守りの姿勢になってはいないか。

今思えば、多少高い基本料金を払っても、日本の競争力維持のため、景気のため、新しい楽しみを得るためなど色々な理由で前の方が良かったような気がするのは、隣の芝は青く見えるといった話なのだろうか。

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